2008/07/22

TOSCA

昨日、PucciniのToscaを見に来ました。夕方4時からの開演で、行こうか3時頃まで家で迷っていたのですが、行ってみてよかったです。

チケットは、当日券売り場の脇に立っていた方から、1割引で売ってもらったのですが、その席がステージ横2階席の最前列でとてもよい席でした。

トスカを見るのは初めてでした。主要人物がすべて死んでしまうというストーリーを知っていて、その暗いイメージから、なんとなく足が向かなかったのですが、実際はイメージと違い、すんなりと楽しむことができました。こういうイメージ裏切ってくれるいい経験をできるのは、うれしいことですね。

今回のトスカは、都響によるホールオペラ形式で、サントリーホールでの公演でした。ホールオペラは、サントリーホール主催で、La BohemとTurandotを見ましたが、ふつうのオペラ以上に楽しめました。舞台演出上は、少々寂しいところはありますが、オケの近くで音楽的に楽しみながら聴きたいときにはとてもいいと思います。

日頃、スカラ座でいまいち曇った感じの音で不満を感じるのですが、今日の公演は、とてもいい音響で楽しめました。とくにコーラスの迫力がよく伝わってきて感動させられました。

主演は、ラ・スコーラです。たしか2年前のTurandotも彼が歌いました。こういう有名テノールの公演は、スカラ座ではお目にかかれない気がします。調子があまりよくないと言われていましたが、それでも十分楽しめました。日本人のソプラノもよかったですよ。

暑い日が続きますが、涼しいホールでオペラを聴き、夏の夕べを過ごすというのは、なんとも心地よいですね。

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