2007/12/31

HUSSEIN


年末にHusseinというKuwaitの投資ファンドのVPからメールをもらいました。日本の不動産に興味があって、おもしろいファンドを見つけたんだけどどう思うかということと、エクセルが添付してあって、この評価モデルと評価結果をどう思うかといった内容でした。

Bocconiに来てからいくつもの不思議な出会いがありましたが、彼との出会いも変な偶然でした。

Bocconiへの登校2日目に、廊下のベンチにスーツ姿の男がMac Bookをひざに載せて座っていたのですが、彼がわたしに投資不動産の簡単なvaluationができるかと聞いてきたのです。プロジェクトの詳細を読むと簡単なDCFでできそうでしたので、資料を持ち帰り、2時間ほどのエクセル作業で簡単にvaluation sheetを作ってみました。

数日後、Duomo近くで再会し、PCを使って説明してあげたところ、えらく喜んでくれて、さらには、学校を辞めてDubaiで働かないかと聞いてきたのです。学校が始まって数日で辞める気はなかったので、試しに夏休みにDubaiでinternさせてくれてとお願いしてみましたが、それからしばらく連絡は途絶えていました。

それ以降、原油価格の値上り、中東のSWFのPEやIBへの資本参加、大和證券のDubai Office開設やら続き、oil moneyに関する記事を目にすることが多くなり、彼とまた連絡を取ってみようかと思っていたところ、彼から、スイスのLuganoに引越した、Europaにさらに2つofficeを作ると連絡がありました。やはり調子がいいようです。

今回のメールで驚いたのが、彼が見つけたファンドがBocconiの先輩が働いているファンドだったのです。さっそく、先輩に連絡をとって、ちょっと話を聞いてみて、Husseinに紹介できる旨を連絡してあげました。

繋がるときって繋がるものですね~

写真は先日、AC Milanの応援に行ったときにクラスメイトと撮ったのものです。皆いい人です。

VINO week15 @Shinagawa (37)
















日本に着いて成田空港に着陸できず、羽田空港に着陸したのですが入国できず、30分の給油後、成田空港に戻り、そこから、品川のK氏宅に到着したのが22時でした。せっかく待っていただいたので、ぜひとも喜んでいただきたいと思い、バッグから取り出したのがLa Massaです。

37. LA MASSA: La Massa 2000 Chianti Classico 

Toscanaのワインです。日本帰国前にワインを仕入れようと、Tobyとenotecaに行ったところ、買ったはずのFonterutoliではなくて、入っていたのがこのワインでした。早速、取り替えてもらおうと思ったのですが、一応調べてみると、かなりおもしろいワインであることが判明したので、交換するときにこのワインも買ってしまいました。La Massaは、2種のワインしかつくらないそうで、トップのGiorgio PrimoはPeckにもかなりの高価で置いてありますが、こちらはほどほどの価格で楽しめるようです。

K奥様には、たくさんの料理を作っていただき、また、私が「にんじん好き」ということを覚えていただいていて、にんじんのソテーも作っていただきました。とてもおいしかったです。ありがとうございました。

実はワイン以外にも、いくつかおみやげを買って来ていたのですが、お渡しそびれました。3月にMilanoにいらしゃったときに、お返しさせてください。

写真はDuomoのクリスマスツリーです。La Massa以外にも、3本(確か)ほど開けていただいたのですが、酔っ払ってしまい写真を撮り忘れました。ごめんなさい。

今度は写真を撮ってから飲みましょう!

2007/12/22

LUIGI'S LAST CLASS

Luigi Tavaの最後の授業がありました。

TOBY and VINO week14


Londonに駐在しているTOBYが遊びに来ました。

Londonは1月に入ってすぐに繁忙期となるため、冬休みに入るのが早いそうです。彼とは以前の会社でいっしょに仕事をして、いつも助けてもらっていた恩人なのですが、それ以上に鉄の胃袋を持つ男として数々の伝説を持っています。 もっとも鮮烈だったのが、茨城某市駅前のタイ料理店に4人で入り、3人がほとんど食べれなかった激辛タイ料理をうまいうまいと完食してしまったことです。


ミラノ入りの前に、すでにBerlinでアイスバインに勝負を挑み、まさかの敗北を喫したとのことでしたが、FirenzeではTボーンステーキと赤ワインを余裕で満喫したとのことで、TOBY伝説は健在のようです。






彼にぜひともミラノのレストランを楽しんでもらおうと思い、学校の先輩と3人で訪れたのが、Aliceです。Aliceは、とても素敵なナポリ料理を出してくれるレストランで、シロユキさんの「ミラノ駐在ブログ」でもおすすめのお店として紹介されています。

休日となれば東京湾で釣りをしていたTOBY氏でも、「なんで、このタコはこんなにやわらかいんだ、このタコが。。」と言葉を失っていました。


もちろん、TOBY氏にイタリアワインを楽しんでもらおうと思い、今回は特上Baroloを注文しました。

GERMANO ETTORE: Barolo 2001

TOBY氏も、「こんなワインは飲んだことがない」と大変喜んでくれ、ミラノ再訪を約束してくれました。

3人での夕食でしたが、仕事しているのはTOBY氏だけということで、TOBY氏にかなりの部分をおごっていただきました。ごちそうさまでした!

2007/12/21

EXAM


先ほどやっと期末試験が終わりました!
先週の金曜日に始まって、毎日1科目ずつで6科目ありました。1日1科目ずつ1週間試験を受け続けるというのは、楽なようで結構きつかったです。

試験のできはあまり良くなかったのですが、集中して勉強することにより理解が深まり、マーケティングなどは冬休み中にもう少し勉強してみたいと思っています。

今日はこれから試験の打ち上げのクリスマスパーティがあります。といっても、23時スタートなので、その前に友人とご飯を食べてから行く予定です。日本には明日の夜に帰るので、時間を見つけて買い物にも行かないといけないので、試験が終わってほっとする間はあまりなさそうです。 同級生も明日には自分の国に帰る友達が多く、KunalはLondonから来る家族と合流して旅行に行くとのことで、年明けまで会えなさそうです。 ということで、今日の夜はきっと盛り上がるのでしょう。

写真はガレリアです。クリスマス前ということで、いつもと違う照明になっていました。イタリア人のこういうところのセンスはとても素敵だと思います。 照明も数ではなくセンス・アイデアですね。

2007/12/16

CROATIA

最近、2度ほどCroatia人のクリエイターと飲みました。
ちょうどTuaritaのワインを飲みながら、Croatiaのワインも強めのワインが多く、とてもおいしいとの話で盛り上がりました!

Croatiaについて、今まであまり興味がなかったのですが、地図でみるとイタリアのすぐ横に位置しており、ザグレブも美しいのですが、半島のあたり、海岸の周辺がとても良いそうです。

もともとオーストラリアあたりから観光客が多いところ、最近は日本人の観光客も増えており、クロアチア人も歓迎しているとのことでした。暖かくなってきたら、ぜひ遊びに行きたいと思っています。

ミラノの学校を選んだのは、ここを中心にすればヨーロッパがよく見えそうだということがあります。実際には、南・東ヨーロッパに傾いてしまっていますが、ヨーロッパの国々を知る機会はなるべく持ちたいと思っています。

ミラノからはエジプトも近く、ちょうど知人が旅行していますし(昨日は無理を言い、すみません)、先日は、後輩がミラノ経由テヘラン(!)へ行ったり(会えなくてごめんなさい)と、ミラノはおもしろい位置にあると思うので、なんとか勉強を片付けていろいろとまわりたいです。(現在、テスト期間中。。。)

VINO week13


先日のTua Ritaがとてもよかったので、もう1本飲んでみました。

TUA RITA: Perlato del Bosco 2002

こちらもやはりしっかりとしていて、とてもおいしかったのですが、Giusto di Notri (cabernet and merlot-based)の方が印象深いです。

Giusto di Notriは、あまりよくないと言われる2002年のものが、Peckでもいい値段でおいてありましたし、年末に日本に帰ったときには、Le MacchioleのPaleo Rossoと同じ値段で売っていましたし、評判がいいのか、もっとも評価の良いRedigaffiがあまりに高価なため、その次の選択として需要が高いのかもしれませんね。

2007/12/13

VINO week12


CAPANNELLE: Chianti Classico Riserva 2001
また、ちょっと贅沢なワインを開けてしまいました。
買出しに行く暇がなく、飲もうととっていたボトルを開けています(T_T)

もちろんおいしかったのですが、Toscanaで比べると、前日に飲んだTuaritaの方がおいしかったです。
Capannelleは2001、Tuaritaは2002なので、2001年物の方がおいしいのかと思いましたが、出来の悪い年でも、おいしいものはおいしいのですね(^_^)

2002年のワインは、収穫期に雹が降ったという異常気象の年のものなので一般に安いのですが、いろいろと試すとお値打ちものがでてきそうですね。 しょせん、数日(1日)で空けてしまいますし。。。

QUESTURA


月曜日にquesturaに行ってきました。

9月初旬にミラノに着いたのですが、家が決まらず、ペルメッソを申請したのが9月21日となり(本当は1週間以内です。。。)、最初の呼び出しが12月10日にありました。 questuraでは指紋を取り、この時点で許可証をもらえるのかと思ったのですが、再度2月16日に警察に来るようにと言われ、同時に召集状をもらいました。

12月10日の呼び出しは、申請時にもらえるIDとPASSWORDを使って、ネット(http://www.portaleimmigrazione.it/)で確認して、これをプリントアウトして警察に持っていきました。
本来は、郵送で召集状が来るはずなのですが、私の手元(学校の個人用ポスト)に届いたのは1月に学校が始まってからでした。 召集状を見ると、12月10日の呼 び出しについて、11月の初旬に発行されたようですが、手元に届くのが1月というのは意味ないですね。 現状、ネットで再度チェックすると、2月の呼び出し がupdateされているので、ネットの呼び出しの更新は正確なようです。

ちなみに、私のクラスの日本人の友達は9月初旬に申請したのですが、いまだネット上に召集はありません。二人とも中央郵便局から申請したのですが、なぜに差がでているのか謎となってます。。。

写真は私の住んでいるアパートのクリスマスツリーです。素朴でいい感じです。

2007/12/11

Italian Life



昨夜、家主のCarloが音楽を聴こうと言い出したので、リビングでいっしょにレコードを聴きました。

まず、Beethovenの9th symphony (バイロイト・フルトベングラー)で、それからBachのcembaro sonata、そのあとはChopinのsonata by Poliniでした。途中でコーヒーも入れてもらい、日曜の夜にゆっくり音楽を聴いてゆっくりすごすのはよいねなんて話ました。(といっても、12時をまわってましたが) 

たしかに、こういうゆったりした時間をすごすと、イタリア人の生活の豊かさというものを感じさせられます。

クラシックを聴き終わると、タンゴを聴き始め、しまいには、彼が通っているタンゴの教室に行かないかと誘われてしまいました。このブログにタンゴ修行がupされる日も近いかもしれません!?

2007/12/07

VINO week11


今日は豪華に2本を開けました!

NERVI: Gattinara 2000

TUARITA: Giusto di Notri 2002

最初にTuaritaを飲みガツンときたところに、繊細なNerviという飲み方をしてしまいましたが(ごめんなさい)、とてもおいしい2本で、すっかりやられてしまいました。

食事も最高でした。ありがとうございました。

TRISTAN UND ISOLDE


ニーチェが絶賛するTristan und Isoldeいつかは見に行きたいと思っていたところ、スカラ座で年末に公演するということでぜひ行こうと思っていたのですが、チケットが買えず困っていました。 そんなときに突然、ゲネプロ当日にチケットをいただくことができました!

本番と同様の舞台で、しかも3回目でようやく舞台がちゃんと見える席でした。

指揮はバレンボイム、ソプラノはマイヤーという豪華な組み合わせです。オケはみなカジュアルでリラックスした雰囲気でした。

Box席では他にイタリア人5名といっしょになったのですが、1人は以前スカラ座で働いていた女性で、舞台に秘密のストローがあって、そこから水を飲んでいるのよ、と教えてくれました(^_^) もう1人、息子がスカラ座で働いている女性からは、Firenzeのとてもおいしい飴をもらってしまいました。やさしい方々で、英語のtranscriptもよく見えるようにしていただきました。

おかげで、5時に始まって10時30分に終わる長時間の公演でしたが、とても引き込まれてしまい、最後の1時間ちょっとは立見で見てしまいました!演奏のあとは、オケもみな舞台に上がって挨拶するという、ちょっとなごやか雰囲気で終わったところが、関係者の公演というところでしょうか。

このような機会をいただいたFさま、Yさま、本当にありがとうございました!

夕方、Duomoを過ぎたときに、緑と白のジャージのフーリガンとおぼしき軍団がビールを飲んでいたのですが、Chamipon's leagueでもあったのでしょうか? オペラの後、通ったときには、ビールびんのかけらが散乱していました。。。

VINO week10


BERTANI: Amarone Valpolicela Valpantena, Villa Arvedi 2002

Piemonteのワインが続いたので、amaroneを開けてみました。3日かけてゆっくりのみましたが、とても深い味で楽しめました。

VINO week9


Cantina Parroco: Dolcetto d'Alba 2006

Piemonteから帰ってきて、ちょっと高級ワインにつかれたので、近所のスーパーにお手ごろワインを買いに行きました。何にしようかと眺めたところ、先日エノテカで見かけたワインがかなりお安く売っていたので、つい買ってしまいました。

若くてとても良い香りのワインでした(^_^)

2007/12/04

MILAN


土曜の夜、ミラン・ユベントス戦にクラスの友達と行ってきました。

一番左の女性は、カリフォルニアからミラノに語学の勉強に来ているところなのですが、夏のころは東京のKPMGで不正調査の仕事をしていたそうです。昔の仕事と近い業界なので、興味深かったです。




ゴールポスト裏でユベントス・ファンに囲まれて試合を見たのですが、殴り合いのけんかが始まったり、ペットボトルが飛んできたりと、スタンドに座っていても刺激が多かったです。。。






試合はゼロ・ゼロの引き分けで、得点シーンはなかったのですが、緊張感ある試合を楽しめました。前半はネドベドが試合を引っ張っていて、後半からはインザーキが良かったです。






イスラエル出身のオーリです。サッカー観戦を企画したとてもいい人です。いい試合があるといつも誘ってくれます。奥さんはとても美人です(^_^)

2007/11/30

PIEMONTE 10


最終日です!よく晴れた気持ちの良い朝でした。(食べすぎで、体調はなんともいえないつらさがありました。)







ほかのメンバーは、このあとトスカーナ2泊・ベネチア1泊の旅に向かいました。トスカーナでは、まずはトリッパをこなし、翌日はステーキ1kgを平らげベネチアへ向かうとのことです。

皆を、わたしは笑顔でBuon Viaggio!(よいご旅行を)と見送りました。




素敵な風景ですね!








わたしはAlbaから電車で帰りました。
当初は、Torino観光をして帰るつもりでしたが、体のうちから来る疲労感とワイン6本を背負っての観光は無理と判断し、まっすぐMilanoに帰ることにしました。





電車からの風景です。

来月には、Londonから来るM氏を連れてPiemonteを再訪する予定です。M氏の鉄の胃袋とPiemonteとの対決を楽しみに思いながら車窓から風景を眺めました。

PIEMONTE 9


2日目の夜は、Albaの名店Osteria del Arcoとなりました。

まずは、Conternoで気合を入れました!これは、以前から飲みたかったのでうれしかったです。






antipatは、この店の名物料理です。白トリュフと半熟たまごの組み合わせが殺人的です。








primoはおとなしくタリアテッレにしました。
これもうまかったです!

ここで黄色ソース(バター系)を選んだ他の2名は限界に近づいたようです。




肉は無理だとの胃袋の悲鳴にsecondoはエスカルゴにしました。

この店のスペシャリテはうさぎ肉だったのですが。

完敗です。。。




最後は、パンナコッタです!
これも名物料理のひとつで、ソムリエ氏が弾力が絶妙だと絶賛していました(目は泣いていたようでしたが)。

PIEMONTE 8


2日目昼食後編です。まだ、前菜が続きます。。。
5皿目です。
巨大なパスタ生地に半熟たまごなどがはさまれていて、そこに白トリュフです。 リーサル・ウエポンですね。





6皿目。これは何だったかな?
ここでantipastが終わったのですが、give upということになりました。







デザートです。これも盛り合わせです!








さらにおまけが来ました!








昼食後、ホテルに戻りました。
夕食まで時間があったのと、満腹感をなんとか解消し、夜の最終決戦にむけて腹を空かせる必要があったので、barbarescoまでドライブしました。雨で視界数メートルという状況で、何も見えない中でのドライブでしたが、なんとか時間をつぶして、お腹も空いてきたような気になりました。写真は、GAJAまで行ったので、「とりあえず」撮ったものです。最終決戦を前に引き締まった顔になってます。

PIEMONTE 7

2日目の昼食です。Barolo城近くのお店でした。頼むとすこしずついろいろと出してくれるところが素敵でした(^_^)

1皿目です。何だったかな?







supmanteです。








パテをトーストに塗って食べます。
赤いのは玉ねぎらしいのですが、甘くておいしかったです。
わたしは、こういう食べ方が大好きで、これとワインがあれば何もいりません。。。





Alba地方の名物サラダです。








こちらはAlba地方の名物のツナソースを肉にかけたものです。
おいしかったです。

PIEMONTE 6


夕食の続きです。
この時点で6人の参加者から3人が脱落しています。。。







チーズ盛り合わせです。
真ん中のジャムがうまいです!







デザートワインです。
これもうまかった!

このあと、グラッパを3種のんで、エスプレッソで締めました。
もう動けません。




朝食です。







Alba駅前をうろつきました。barで頼んだカプチーノがかわいかったです。

AlbaではMilanoで探してもみつからなかったワインがごろごろしていて、ついenotecaでワインを3本買ってしまいました。
計6本になってしまい、これをMilanoに持って帰るのはつらかった。。。

2007/11/29

PIEMONTE 5


夕食です。
まずは、ソムリエが最高というBarberaを飲みました。
たしかにうまいです。







Antipastは、ゆりねをパイ生地でつつんだものです。









primoは、パスタと白トリュフです。トリュフがいっぱいです(^_^)








ここでbaroloです!








secondoは、猪にしました。歯ごたえがあってうまかったです。