2008/09/30

Somthing unexpected

先週、オープンテラスで遅くまでビールを飲んでかぜをひいてしまいました。未だに完治していないのですが、ここ数日でよかったことを書こうと思います。

・去年買ったFayのジャケットの袖のステッチを修理したいと思い、スピガのFayまで持っていくが、買って1年経っているから修理できないと断 られ、どこかのテーラーの住所をもらう。せっかくジャケットを持って来たのに修理にだせず、さらにこのテーラーを見つけて頼むことのめんどくささに、嫌気 がさす。

「1年前に買った」と言ってしまったことを後悔し(イタリア的な思考になりつつあります)、次は「10ヶ月前に買った」と言おうと心に決め、だめもとでジャケットを買ったDavid Cenciに向かう。

「10ヶ月前に買った」んだけど、ちゃんと金を払うからステッチを治してというと、ちょっと待っててと言って、あっさりジャケットを持って店の地 下に行ってしまう。しばらくすると、なんと修理は終わってました!どうも地下に職人がいるようで、その場でしかも無料で修理が終わってしまいました。有料 で、しかもしばらく日数がかかると思っていたので、ほんとラッキーでした。

日本だと最低1週間と言われることが多いのですが、イタリアでは、シャツの袖直しとかスーツのお直しとかのマニュアル的な仕事が意外に早いです。

・近所のスーパーでレジにならんでいると、前に並んでいるおばさんが私のことをずっと見ています。わたしも見たことがあるような気がするのです が、どこにでもいるようなイタリア人のおばさんの顔なので、だれだかわかりません。そのうち、FriendsというBarで働いていると言われびっくりし ました。Friendsは、Bocconiのすぐ近くのbarで、多い時には毎日通っています。家族経営のbarで、夫婦とその双子で経営しているようで す。おばさんは、会うとやさしく話してくれる人で、わたしの顔を覚えてくれていてうれしかったです。

・学校からトラムで家に帰るところ、前に立っている男の人と目が合うような気がします。トラムから降りて、家に向かうと、その人も少し前を歩いて いて、私と同じアパートのようで、既にアパートに入るところでした。ちょっと遅れて入り口まで行き、鍵を開けようとすると、さきほどの人が入り口を開けて 待っていてくれました。この人は、わたしが同じアパートの住人だと覚えていてくれていたようです。イタリア人に顔を覚えられ、何かよいことをしてもらうと いうことがあまりないため、驚きでした。

イタリアでは、いろいろとトラブルが多いのですが、たまに思いがけなくよいことがあります。

2008/09/25

Carlo and Barbara

いままで、家主のCarloと暮らしていたのですが、Carloがほとんど家に帰ってこないので、ついにCarloの部屋とリビングの一部を貸すことになりました。さっそく決まったのが、フランスのプロバンス出身のBarbaraで、ミラノへ交換留学に来たそうです。

彼女は長身の美人で、すっかりCarloが気に入ってしまい、連日家に帰って来るようになってしまいました(奴はリビングに寝泊まりしています。何のために部屋を貸したのか。。。)しかも、Carloが一人で食事をしたくないとか言いだし、連日、家に帰ると宴会(?)するようになってしまいました。

40代イタリアおやじ、30代日本人、20代フランス人の宴会なんて、なかなか貴重でとても楽しいのですが、さすがに二人とも酒が強く、連日、だれかが眠いと言いだすまで、酒を飲みながら盛り上がっています。

昨日は、シャンパンが1本空けても飲み足りず、ギリシャのウゾまで飲んでしまいました。。。全然、勉強できません。。。

Babaraは英語よりもイタリア語が得意なので、イタリア語とフランス語が会話の主要言語になっています。イタリアに来てからあまりイタリア語を勉強していなかったのですが、卒業までの数ヶ月間、地中海文化に浸かりつつ、語学を勉強するのも悪くないですね(半ば強制。。)

今日の夜は、Barbaraが我々おやじ二人にフランス料理をつくってくれることになりました。何もできない私は、ワインを差し入れするしかありません。。。

2008/09/23

LA DIDONE - Teatro La Fenice di Venezia

















昨夜は、スカラ座でフェニーチェが公演するらしいので行って来ました。

La Didoneというカルタゴの女王と、トロイからカルタゴに逃げ、さらにイタリアに行こうとするAeneasを中心としたオペラで、イタリア・ギリシャ・トルコという地域が舞台となっていて、ギリシャから帰ってきたばかりの私にとって、以前よりも深く入り込める作品でとても楽しめました!(留学前には予想していなかったのですが、地中海世界にはまってきたような気がします。。。)

演奏は、Fabio Biondiが指揮するEuropa Galanteで、彼らのCDはたくさん持っていて、コンサートにも行ったことはあるのですが、彼らがスカラ座でオペラのオケをやるとは思わなかったです。派手さはありませんが、ピリオド楽器による演奏が古典劇に合っていたと思います。

スカラ座でフェニーチェが公演したのは、以下のプログラムによるものだそうです。スカラ座は自主公演以外にもいろいろと使われているのですね!

After the San Carlo theatre in Naples another glorious theatre brings its savoir-faire and tradition to the Teatro alla Scala, in the framework of the “hospitality” programme launched by General Manager Stéphane Lissner three years ago. La Fenice has chosen Franceso Cavalli’s La Didone, one of the cornerstones of the operatic genre, which was composed in Venice at the beginning of the 17th century.

La Didone was first performed at the San Cassiano theatre in 1641, almost 50 years before Purcell’s Dido and Aeneas, which is the most famous but not the only musical adaptation of Virgil’s character. The librettist Francesco Busenello gives the story a happy ending, while Cavalli gets close to the tragic spirit with his music. Fabio Biondi’s Europe Galante orchestra ensures the quality and historical accuracy of the performance.

トロイ戦争の原因となったパリスの審判(ルーベンス)を載せてみました。エーゲ海旅行のおかげで、ギリシャ神話がちょっと身近になりました。新鮮さと意外な発見があったよい旅ができたようです!

Mykonos 2nd day



2日目は、MykonosのSuper paradise beachに行ってみました。とても洗練された落ち着いたbeachで、のんびりすることができました。
海の水は透き通っていて、水温は日本よりも低いのですが、泳ぐととても気持ちよかったです。お昼は、昨日に続きギリシャサラダとMythos、加えてカラマリとスイカを頼みましたが、どれもとてもおいしくて、食べ過ぎてしまいました。カラマリのつけあわせのレモンが、ああまりにジューシーで、絞りきるのが大変でした。。

2008/09/22

Mykonos 1st day



Dolomitiに行ったばかりなのですが、ギリシャ旅行に行って来ました。主にMykonosとSantoriniで過ごしたのですが、久々に新鮮な経験ができて、かなりテンションが上がりました。ミラノに帰る便をOlympic Airがキャンセルするというトラブルがありましたが、これを除けば、最高に楽しかったです!

ギリシャ旅行初日は、MilanoからAtheneまでOlympic Airで行き、AtheneからMykonosへはAegean Airlineで移動し、19時半ぐらいに到着しました。

Mykonos Townの丘の上のapartmentに泊まったので、ホテルまで登るのが大変だったのですが、眺めはとてもよかったです!

荷物をおろし、さっそくMykonos Townに行ってみたのですが、まさに迷路のような街で、久しぶりに地図をみても自分の位置がまったくわからないという状態になってしまいました。

仕方がないので、とりあえずさまよってみることにしたのですが、そのうち、ちょっと広いところに出たので見回してみると、運良く目的のギロピタ(ギリシャのケバブみたいなものです)のお店にたどり着けました。

お店で焼いていたソーセージがおいしそうだったので、ギロピタは頼まず、ソーセージのプレートとギリシャサラダ、ギリシャのビールMythosを頼んでみました。これがどれもとてもおいしく、久々に感動してしまいました。それから、さらに街をさまよったのですが、レストラン、バー、カフェ、お土産屋に至まで、どれも異常に洗練されていて、すっかりハイテンションになってしまいました。

帰り道もまた迷ってしまい、ホテルに帰り着くころには、12時をすっかり過ぎてしまいましたが、子供のようにハイテンションになってしまったMykonosの初日でした。

2008/09/15

INTEL





















この土曜日にIntelとCatania戦を見て来ました。当日券で見ようとサンシーロまで行ったのですが、この日はチケットをロンバルディアの住民にしか売らないことになっていて、チケット売り場は、チケットを買えなかった人達と売り場の人との間で大げんかになっていました。

私の場合、9月の始めで期限切れの滞在許可書(!)を見せて、ミラノ在住と主張すると、なんとか売ってもらうことができました。これで1枚は手に入ったのですが、UKから来た知人の分も必要だったので、別の売り場でもう1枚、私の名前で入手してしまいました。

チケットには購入者の名前が入り、スタジアムの入り口でパスポートとチケットの名前のチェックがあるのですが、UKの知人は、さらっと私の名前のチケットで通りぬけてくれて、無事に観戦することができました!

ところで、チケットを買えなかった人たちがたくさんいたのですが、彼らは何者なのでしょうね?旅行者には見えない人たちで、きっとミラノ在住なのでしょうが、住民カードを持っていないってことは、みんな不法滞在者なのでしょうか。。。





















試合は、Cataniaが先行しましたが、Intelがあまりぱっとしないゴールで逆転して、その後も押しましたが、追加点は入らずといったところで、最後まで飽きることなく楽しく見ることができました。

試合のあとは、スタジアム前の屋台でパニーニを買って食べました。目の前でじゅうじゅうと焼いた肉、ピーマンなどをパンにはさみ、マヨネーズをたっぷりかけて食べるので、こういうときは最高ですね!!!

2008/09/13

SERATA PETIT





















木曜の夜にDolomitiから帰り、金曜日は学校に行ったのですが、ふとチェックしたスカラ座のHPで当日のバレエのチケットが手に入ることがわかり、迷った末、行くことにしました!

Serata Petitといって、L'Arlésienne - Le Jeune homme et la Mort - Carmenと、3演目あり、しかもL'Arlésienneのetoileは、Roberto Bolleというとても人気があるetoileでした!





















バレエを観るのは初めてで何も準備をしていかなかったのですが、やはり原作を読んでおいたほうが良かったみたいです。。。

L'Arlésienne:
Reberto Bolleが、ラストシーン近くで上半身を脱いでから、一気に劇場内のテンションがあがり、となりに座っていたローマ近くから来ていたおばさんも、オペラグラスで見入ってました(^_^) バレエって、こういう見方もあるのですね!

Le Jeune homme et la Mort:
ラストシーンの展開が圧倒的で、独特な20世紀初頭の世界観に支配されてしまった感じです。

Carmen:
オペラとは構成が違っているのですが、とても楽しい展開になっていて、ほんとよかったです!

初めてのバレエでしたが、とても楽しめました。年内に、まだいくつかのバレエの公演があるようなので、都合がついたら行ってみようと思います!






















上の写真:去年の9月もMITOというflagがいっぱいあったのですが、これはMilanoとTorinoで行われている音楽祭のことなのですね!コンセルトヘボウやLSOのコンサートもあったようなのですが、気づきませんでした。もったいない。。。

中の写真:スカラ座の前にこんなオブジェが置いてありました。音楽祭と関係があるのかも。

下の写真:帰り道のDoumo前です。卒業前に何度この前を通ることになるのやら。

CORTINA



2日目は、DobbiacoからTre Cimeへバスで移動しました。Tre Cimeあたりは、まさにDolomitiといった感じの山々に囲まれていて、ほかでは見れない風景を楽しめます。

Tre Cimeの次は、いったんDobbiacoに戻り、最後の目的地であるCortinaに移動しました。

Cortinaは、Dolomitiでは一番の高級リゾートで、素敵なホテルが立ち並んでいます。
この日もホテルを予約していなかったので、information centerでもらった地図で、立地がよさそうなところを探して、直接きいてみることにしました。

ホテルが見つかったあとは、お昼を食べて、それからゴンドラで展望台まで登ってみることにしました。

途中で少し雨が降りましたが、その後にはきれいな虹をみることができました!

DOBBIACO



Dobbiacoに着いたのは夕方で、information centerも閉まっているので、駅近くのホテルでよさそうなところをみつけて泊まることにしました。

Dobbiacoは、とてもこじんまりした街なのですが、今回訪ねた3つの街では一番雰囲気がよかったです。この街は、マーラーが最後の夏休みを過ごした街で、9番と10番の作曲をしたそうです。これにちなんで、夏にはマーラー音楽祭が開催されてい、わたしも音楽祭を一度は訪ねてみたいですね。

1泊して、翌朝はTre Cimeに出発しました。

BOLZANO




9月9日から、2泊3日でDolomitiに行って来ました。先週行ったスイスのSaas feeがかなり寒く、山を楽しめるのは翌週ぐらいまでだと思い、また天気もよかったので急遽行ってみることにしました。

Milano中央駅を朝7時の電車で出発し、Veronaを経由してBolzanoという街につきました。ここからはSiusiという街にバスで移動してハイキングを楽しみました。

山からもどるとまだ時間に余裕があったので、次の目的地であるDobbiacoまで移動してみることにしました。

2nd year: 1st week


















9月3日から新学期が始まりました。相変わらず、なにが起こるかわからない毎日です!

月曜:交換留学生が新たに30名近く加わって、ビジネスゲーム。ラテン系の人が多いらしく、すっかりラテンのりで違和感を感じる。。。チームは、パナマ人のホセがCEOとなってうまく機能して、好調のうちに初日を終える。

夕方から、有効期間があと2日しか残っていない滞在許可証の更新へ。中央郵便局の窓口に営業時間終了の30分前に行ったところ、去年は2時間以上待ったのに、今年は誰も並んでいない!!! 喜んで書類を提出するも、パスポートのコピーが必要と言われ(しかもあと10分以内に!)、コピー機を探して近くを走り回り、4人ほどに訊くもみんないいかげんなことを言い発見できず、自力でやっと見つける。窓口に戻ると10分を過ぎていたが、担当者にアイコンタクトで訴え、申請させてもらう!!! 代わりにと窓口で困っていたアジア系学生を押し付けられる。話してみるとBocconi undergraduateへ交換留学に来たSingaporeのDavidといういい奴で、仲良くなる。帰りにBarへでもとtramに乗ると、横に座って来た2人もSwedenからBocconiへの交換留学生で、4人でご飯を食べる事に!

家に着いたのは11時過ぎでした。。。


















火曜:引き続きビジネスゲームだが、昨日休んだイタリア人が参加してから、奴のいいかげんな口出しでチームがモタツキ始める。

夕方から、Kunalたちと飲みに行き、夜は落語。昨日知り合ったDavidが他のアジア系留学生2人を連れて来ていっしょに行くが、イタリア語と日本語のみの落語で、英語しかわからない3人はがまんの2時間となってしまう(さすがアジア系は我慢強い!)。


















水曜:ビジネスゲーム 前日に遅くまで飲んでしまったCEOが朝からさぼり。イタリア人が暴走し始める。奴が入力を誤り、大量の在庫を抱えてしまい、キャッシュゼロ(債務超過)となり、ファイナンス担当の私は、やることがなくなる。。。

木曜:ビジネスゲーム CEOが復帰。依然として大量の在庫を抱え、キャッシュゼロの状態が続く。CEOもこの1日の変わりようにやる気をなくしているようで、facebookを開きつつの参加。拡大策は諦め、とりあえず債務超過を解消するために、生産を縮小し在庫を売りさばくことにする。

スイス人の友達よりメール。翌日から、スイスのDavosとSt Moritzで遊ぶ約束をしていたが、延期しようと言いだし、まあいいかと了解する。

午後、ファイナンス担当としてはやることがなく、離脱。夕方、Jalへ忘れ物をとりに行く。飛行機に忘れ物をしたのだが、まさか見つかるとは!!!

金曜:天気予報をチェックすると、なんとか晴れそう。急遽Sass Feeへ出発することに。夕方に着く。チャットをしていたCambridgeの知人も翌日からスイスに来ることになる。

土曜:午前中Saas Feeでハイキング。午後からLeukerbadに移動する。知人も5時頃に着く。さっそく温泉に行き、8時までのんびりする。夜はホテルで食べる。

日曜:午前は雨が降っていたので、もう1つの温泉へ。こちらはとても落ち着いた感じ。午後は晴れてきたが、早めに帰ることにする。頭の中では、翌週からDoromiteへ行く事を決意!

MILANO


















約3ヶ月ぶりにミラノに戻りました。